2012年4月4日水曜日

3-02>音楽イベント集客に効く「第九方式」とは

第3章~参加・経験・コミュニケーションはステージ・ビジネス成功の鍵~<02>


「出演者が多ければ来場者も増える」というこの法則。これを「第九方式」と名付けているのですが、この第九方式をコンサートの集客策として使うときがあります。

やり方としてはコーラスの人たちを大量動員するというのが通常の「第九方式」なのですが、以前、シャンソン・ミュージカルをメインイベントにした「絆」がテーマの交流イベント「みなとフォーラム」を企画した時それを少しアレンジしました。

どうアレンジしたかというと、オープニングを飾る「開幕プログラム」と、ロビーでの「交流プログラム」、この二つのプログラムを用意したことです。

まず、オープニングのプログラムには「開幕太鼓」として百人近い地元の和太鼓チームに出演してもらいました。勇壮な太鼓はオープニングの景気づけに最高です。

一方、ロビーでは地元の人たちから港界隈の昔懐かしい写真を集めた「昔のみなと写真展」を開催、一般解放しました。この写真展では、ありがたいことに、カメラ暦50年という地元で商店を営む出展者の一人が、会場で解説員として一役買ってくれました。おかげでロビーは地元の住民や港で働く人たちが集い、昔話に花を咲かせるコミュニティサロンになったのです。

この副次的な二つのプログラムが、フォーラムへの動員を助けてくれたのは言うまでもありません。
なかなかシャンソン・ミュージカルではピン来ない人が多いということは、地域の挨拶まわりでわかっていたので、それをどう解決するかが課題だったのです。

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