第3章~参加・経験・コミュニケーションはステージ・ビジネス成功の鍵~<33>
この章の最後にコンサートにおける「不」の付く言葉をいくつか洗い出してみました。
「当たり前」を見直す参考にしてください。
【不便】▼演奏が始まったら入れない、出られない
一曲一曲が長いクラシック。トイレの近い高齢者にどう対応していく?
【不平等】▼演奏会には乳幼児を連れてこられない
託児サービスや子供たち向けの音楽プログラムは考えられないか
【不平等】▼聴覚障害者は演奏が聴けない
骨伝導補聴器のレンタルとかサウンドビートだけでも感じられるような方法はないか
【不満】▼曲目は運営者や演奏者が勝手に決めている
リクエストを事前受付できないか
【不信】▼コンサートに行ってみないと良し悪しがわからない
公開リハーサルはできないか。また、お代はステージの後に観客が自由に決められるようなやり方はできないか
【不親切】▼音楽会場周辺の情報や交通機関の情報をスタッフにたずねてもわからない
ホテルのようなコンサート・コンシェルジュをホールにも配置できないか
ここに挙げたのは、ほんの一例です。
他にも、「不」の付く言葉は、「不安」、「不快」、「不都合」、「不釣り合い」、「不適切」、「不当」、「不必要」、「不服」、「不平」、「不本意」、「不愉快」、「不自由」「不備」、「不埒」などたくさんあります。
これらの言葉から、観客が会場で感じている「不」、あるいはチケット購入や予約に関する「不」を洗い出し、見直していけば、「期待」→「満足」→「継続」の好循環を生み出せるはずです。
それが集客の大きな原動力になります。
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