2012年4月4日水曜日

3-07>ウェブで観客の「期待」「満足」「継続」をはかる

第3章~参加・経験・コミュニケーションはステージ・ビジネス成功の鍵~<07>

ブログやウェブアルバム、SNSなどに記念写真をアップしたら、次に観客とのコミュニケーションを促すコンテンツを追加するのも忘れてはいけません。
例えば、アップした写真にコメントを一言添えるだけでもコミュニケーションは深まります。
とくに、コンサート直後なら「コンサートに来てくれてありがとう」といった感謝のメッセージは必須です。

でもそれだけではコンテンツとしてまだ弱い。そこでコンサートの裏話やエピソードなどを紹介するコーナーも作ってみる。そうすれば、「へエー、そんなことあったんだ」とコンサートの経験が来場者にとってより感慨深いものになるはずです。

「記念写真」をきっかけに、感謝のメッセージや裏話、エピソードなどを読んでもらうことで「コミュニケーション」を深め、「満足度」を高め、「口コミ」を誘発する。それが次につなげるということです。

次にもう一つ大事なことがあります。それはウェブを活用して「声を集める」ことです。
コンサートの後ならば、感想や意見を書き込んでもらう。コンサートの前ならば、要望やリクエストを聞く。
実はこれが一番大事なポイントです。
発信するだけではコミュニケーションではありません。「声を集める」ことではじめて参加意識が芽生え、親近感も増します。

コンサート後の感想や意見は次回のコンサートに活かせばいいし、また活かすことで「私の意見が採り入れられた」という「満足感」、さらには次回のコンサートに「私のアイデアが取り入れられるかも」といった「期待感」を高めることができます。

一方、コンサート前なら要望やリクエストを聞くことで「私のリクエストに応えてくれるかも」といった「期待感」や「参加意識」を高めることができます。
コンサートで披露する曲のリクエストを受け付け、さらにラジオ番組のようにリクエストした人のその曲にまつわるエピソードも一緒に投稿してもらってもいいでしょう。

曲にまつわるエピソードを投稿するということは、その人にとって貴重な「経験」になります。
もしあなたのコメントがそんなふうにステージで紹介されたらどうです?感動もひとしおだと思いませんか。

こうしたコミュニケーションを促す仕組みをつくり、「参加」や「経験」をしてもらう。
そうすれば「期待」→「満足」→「継続」という好循環サイクルが生まれます。

記念写真を撮ってウェブ上にアップしたり、コンサートの裏話を披露したり、要望やリクエストを受け付けたりするのは、好循環サイクルを作るのが狙いです。

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